「歌舞伎」観賞レポート
こんにちは!稲荷こんこです☆
そんな感じで、歌舞伎(第四十六回 吉例 顔見世)を観に行って参りましたよ!
今回の演目は
「舞妓の花宴」
「伽羅先代萩」
「身替座禅」
「弁天娘女男白浪」
見どころがぎゅっと凝縮されたような、豪華な四本立て…!
盛り上がるシーンを抜粋して仕上げてくれているので、楽しんで観ることができますね。
舞妓の花宴の、舞踊の美しさと、唄とお囃子で舞台が引き締まる感じ。
古風なはかなさと、どこか凛とした雰囲気も漂っていてよかったです。
伽羅先代萩、わかりやすいお話なので、「歌舞伎」と意識することなく観られます。
(今回はそういった演目ばかりだった…ような気がします。)
藤十郎丈演ずる「政岡」の迫力の凄まじさ、流石でした。
素晴らしいものを観ることができて幸せです…!
身替座禅は、打って変わってコミカルなユーモアあふれる喜劇です。
浮気性な夫とやきもち焼きな妻、オーバーアクションでありながらどこか品があって。
堅苦しくない歌舞伎の面白さを味わうことができました。
そしてそして…!
今回の演目の中で…最も楽しみにしていた弁天娘女男白浪!
観たことがなくても、きっとどこかで聞いたことがある…
名台詞中の名台詞、正体を見破られた弁天小僧のあの台詞…!
”知らざあ言って聞かせやしょう 浜の真砂と五右衛門が歌に残せし盗人の、種は尽きねえ七里ヶ浜、その白浪の夜働き、以前を言やあ江ノ島で、年季勤めの稚児が淵、百味講で散らす蒔き銭をあてに小皿の一文字、百が二百と賽銭の,くすね銭せえ段々に、悪事はのぼる上の宮、岩本院で講中の、枕捜しも度重なり、お手長講と札付きに、とうとう島を追い出され、それから若衆の美人局、ここやかしこの寺島で、小耳に聞いた爺さんの、似ぬ声色でこゆすりたかり名せえゆかりの弁天小僧菊之助たぁ俺がことだぁ!”
口にだして読むとわかる、この語呂の良さ。
素晴らしく、完全な七五調、なのです…!
それから、なんといってもかわいらしい娘から肌脱ぎになったときの、あの雰囲気の変貌ぶり。
すっと人格が変わるように空気が変化するのがよく伝わってきました。
うーん、実際にこの目で見ることができて良かったです…!
そんな感じでね、大満足のボリュームに少々観劇疲れした感もありますが
楽しんでくることができました…!
日常とはちがった空間に入り込んだような体験もできますし
よい刺激にも、なりますね…!
歌舞伎というと、ちょっと抵抗がある方もいらっしゃるかとは思いますが
舞台の一種として観ると、純粋に楽しめるのではないかな、とも思います…!
稲荷こんこ http://a-a-o.org/profile/konko/